頭痛と過敏性大腸症候群には遺伝子的な共通点がある?

(2016年2月) 米国神経学会で発表予定であるイスタンブール大学の研究によると、偏頭痛および緊張性頭痛と過敏性大腸症候群(IBS)とは遺伝子的に関連している可能性があります。出典: Migraine, Tension Headaches and Irritable Bowel Syndrome Linked?

過敏性大腸症候群
過敏性大腸症候群(IBS)は胃腸障害としては世界的に最も一般的で、米国だけでも4千5百万人がIBSを患っています。 しかしながらIBSを患っている人の多くはIBSと診断されていません。 IBSの一般的な症状は、腹痛・鼓腸(腹部にガスがたまること。 膨満感や腹痛の原因になる)・下痢・便秘などです。IBSの原因は明確にはわかっていません。
研究の方法

突発性偏頭痛の患者107人と緊張性頭痛の患者53人にIBSの有無を尋ね、IBS患者107人と健常者53人に頭痛の有無を尋ねました。

結果

緊張性頭痛の患者では28%が、そして突発性偏頭痛の患者では54%がIBSでした。 また、IBS患者のうち38人が偏頭痛持ちで、24人が緊張性頭痛持ちでした。

遺伝子の調査

被験者のセロトニントランスポーター遺伝子とセロトニン受容体2A遺伝子を調査したところ、IBS患者・偏頭痛患者・緊張性頭痛患者は、この2つの遺伝子のうち少なくとも1つにおいて健常者と異なっていました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「IBSと頭痛に共通する遺伝子が見つかれば、いずれの治療にも役立つことでしょう。 今後の研究でさらに頭痛とIBSとの関係を調べる必要があります」