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頭痛持ちの人は脳卒中のリスクが高い

(2016年12月) 偏頭痛が脳卒中のリスク要因であるという研究がありますが、"The Journal of Headache and Pain" に掲載された研究によると、偏頭痛以外の頭痛に悩まされている場合にも脳卒中のリスクが増加する恐れがあります。

研究の方法
原発性頭痛障害(*)と診断された患者 1,346人と健常者 5,384人(†)の脳卒中発生状況を4.6年間ほど追跡調査したデータを用いて、頭痛の有無と脳卒中のリスクとの関係を調べました。

(*) いわゆる普通の頭痛。 偏頭痛や緊張性頭痛など。

(†) 年齢・性別・頭痛以外の健康状態(高血圧など)において頭痛患者と釣り合うように選出された。 平均年齢は約47才。 女性が7割。
結果
頭痛全体
頭痛患者のグループは健常者のグループに比べて、虚血性脳卒中(*)を発症するリスクが49%高くなっていました。 出血性脳卒中については、統計学的に有意な関係は見られませんでした。
(*) 血管が破れるのではなく詰まるタイプの脳卒中。 脳卒中全体の85%を占める。
頭痛の種類別

偏頭痛の患者では22%、緊張性頭痛の患者では129%、それぞれ虚血性脳卒中のリスクが増加していました。

年代別

年代別の分析では、45~64才の場合の虚血性脳卒中についてのみ、頭痛患者で脳卒中リスクが増加(+50%)していました。 45才未満や65才以上のグループでは、頭痛と脳卒中リスクとの間に統計学的に有意な関係が見られませんでした。

性別

男女別の分析では、女性についてのみ頭痛患者で虚血性脳卒中のリスクが増加(+49%)していました。 男性では、頭痛と脳卒中リスクとの間に統計学的に有意な関係が見られませんでした。

頭痛と診断されてからの経過年月
頭痛患者で虚血性脳卒中のリスクが増えていたのは、原発性頭痛障害と診断されてから2年以上が経過してからでした。 診断から2年が経つまでは脳卒中のリスクは増加していませんでした。
結論
研究チームによると、頭痛持ちの45~64才の年代の人および女性は虚血性脳卒中に気をつけると良いかもしれません。
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