怪我の傷跡を残りにくくするためのアドバイス

(2015年6月) マウント・サイナイ・アイカーン医科大学の準教授を努める皮膚科医である Ellen S. Marmur 医学博士が、ちょっとした切り傷や擦り傷などの軽い怪我の傷口をきれいに治して傷跡を残りにくくする方法をアドバイスしてくれています。
  1. 傷口を清潔に保つ。 傷口を刺激の少ない石鹸と水で優しく洗い、バイキンと汚れを取り除きます。
  2. 傷口にワセリンを塗る。 ワセリンが①傷口の乾燥を防ぎ、②かさぶたの形成を防ぐことによって皮膚の治癒が促進されます。 かさぶたは傷の治癒が遅れる原因となります。 ワセリンを塗っておくことで傷口の痒みが抑えられ、傷跡が拡大しにくくなります。 傷口を毎日洗浄するのであれば抗菌作用を持つ傷薬を使う必要はありません(ワセリンで十分です)。
  3. 絆創膏を貼る。 傷口を洗浄してワセリンや傷薬を塗ったら、傷口に絆創膏を貼りましょう。 患部の範囲が広い場合や発赤(皮膚が充血して赤くなること)が長く続く場合にはハイドロゲルやシリコン・ゲルシートなどの使用が有効かもしれません。
  4. 絆創膏は毎日貼り換える。 傷口を清潔に保つため絆創膏は毎日貼り換えましょう。 皮膚が絆創膏の粘着材に対して過敏な人は、紙テープが使用されたガーゼパッドを試してみましょう。 ハイドロゲルやシリコン・ゲルシートを使用している場合には、製品の説明書に従ってください。
  5. 治癒後の傷口には日焼け止めを。 日焼け止めを塗っておくことで、患部が赤色や茶色に変色するのが軽減され、傷跡が消えるのも早くなります。 日焼け止めはUVAとUVBの両方をブロックする能力を持ち、SPFが30以上のものを使用し頻繁に塗り直しましょう。参考記事: UVカット製品におけるSPFの本当の意味
博士は次のように述べています:

「完全に消える傷跡はありませんが、病院に行く必要が無い程度の小さな怪我であれば大部分の傷跡は時間経過によって薄れてゆきますし、適切に処置しておくことでさらに目立たなくすることも可能です。 どうしても傷跡が気になる場合には皮膚科の医師に相談しましょう」

「傷が深い場合、とても痛む場合、傷口が感染した場合には直ちに病院に行くことをお勧めします」