糖尿病患者ではヘルシーな食生活が特段に有益

欧州糖尿病学会の学会誌である "Diabetologia" 誌(2013年10月)に掲載されたドイツの研究によると、2型糖尿病患者にとっては、ヘルシーな食生活が健康な人以上に有益です。

この研究では、糖尿病患者 6,384人と、糖尿病と診断されていない 258,911人(以下「健康な人」という)のデータを用いて、生活習慣(BMI 、身長/体重比率、食事内容、飲酒・喫煙習慣、運動習慣)による死亡率への影響が、糖尿病の人と健康な人とでどのように異なるかを調べました。

分析の主な結果は次の通りです:
  • 糖尿病患者は、健康な人よりも、全般的な死亡率が62%増加していた。
  • 糖尿病患者でも健康な人でも、果物、野菜、豆類、ナッツ・種子類、(ゴマやカボチャの種など? 穀物は含まない)、パスタ、鶏肉、野菜油の摂取量が多いと死亡率が減少していた。
  • 糖尿病患者でも健康な人でも、ジャンクフードや、バター、マーガリンの摂取量が多いと死亡率が増加していた。
  • 健康に良い、あるいは悪い食品の種類に関しては、上記のように糖尿病患者と健康な人とで違いが無かったが、食事の種類による影響の程度は糖尿病患者のほうが大きかった。
  • 肥満や、飲酒習慣、運動習慣、喫煙習慣などについては、糖尿病患者と健康な人との間で、(受ける影響の程度に)有意な違いが無かった。