健康的な食事は地球環境への負担が大きい

(2015年12月) "Environment Systems and Decisions" 誌に掲載されたカーネギーメロン大学の研究によると、健康的な食事は地球環境に悪影響を及ぼします。 野菜・果物・魚介類など健康に良いとされる食品の方が1キロカロリーを生産するのに必要な資源と二酸化炭素排出量が多いというのです。

研究の方法
米国人の現在の食生活を次の3つのケースに切り替えたときの環境への負荷(*)の変化を推算しました:
  1. 食べる食品の種類を変えることなく食事量(摂取カロリー)だけを適正な量にまで減らすケース(†)
  2. カロリー摂取量を減らさずに、食べる食品の種類を米国農務省が推奨するもの(‡)に切り替えるケース。
  3. カロリー摂取量を適正な量にまで減らして、食べる食品の種類を米国農務省が推奨するものに切り替えるケース。

(*) エネルギー使用量・河川水の使用量・二酸化炭素排出量。

(†) 現在の米国はおしなべてカロリー摂取量が過剰。

(‡) 野菜・果物・乳製品・魚介類など健康的とされる食品。

食品の種類によって環境への負担が異なるのは、食品の生産・加工・輸送・販売などに要する資源の量が異なるからです。

結果
  • 1のケースには、環境への負担(エネルギー使用量・河川水の使用量・二酸化炭素排出量)が9%ほど軽くなりました。
  • 2のケースには、エネルギー使用量が43%・河川水の使用量が16%・二酸化炭素排出量が11%増えました。
  • 3のケースには、エネルギー使用量が38%・河川水の使用量が10%・二酸化炭素排出量が6%増えました。
  • ベーコンを食べるのに比べてレタスを食べる方が二酸化炭素排出量が3倍超も増えました。
  • 豚肉や鶏肉よりも茄子・セロリ・キュウリの方が環境への負担が大きくなりました。