心臓発作で入院したのちには楽天的であると死亡リスクが低い

(2016年11月) "Mayo Clinic Proceedings" に掲載されたテル・アビブ大学(イスラエル)などの研究で、心臓発作(急性心筋梗塞)で入院したときに楽天的であると、その後の20年間における死亡リスクが低いという結果になりました。

研究の方法

心臓発作で入院した65才以下(平均年齢52才)の患者664人(15%が女性)の入院時にLOT(Life orientation test)と呼ばれる楽天度を測定するアンケート調査を実施し、その後22年間(中央値)にわたり患者たちの生存状況を追跡調査しました。

結果

アンケート結果から算出した楽天度に応じて3つのグループに分けて 1,000人年あたりの死亡者の数を調べたところ、もっとも非楽天的だったグループでは25.4人、楽天度が中くらいだったグループでは25.8人、最も楽天的であったグループでは16.0人という数字でした。

心臓発作で死亡するリスクに影響する様々な要因を考慮しつつ計算したところ、最も楽天的なグループは(最も悲観的なグループに比べて)死亡リスクが33%低いという結果になりました。 LOTのスコアが中央値を超えた辺りから(人並み以上に楽天的なグループで)急激に死亡リスクが低下していました。

追跡期間中に死亡したのは43%にあたる284人でした。

意義
研究チームは、心臓発作の患者のケアの一環として楽天的になるためのトレーニングを実施することを検討することを提案しています。