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心不全の予防には植物性食品中心の食生活

(2017年11月) "Scientific Sessions 2017" で発表されたマウント・シナイ・アイカーン医科大学の研究によると植物性の食品を中心とする食生活が心不全の予防に有効です。

心不全とは

心不全とは、心臓の構造や機能に影響する様々な異常の総称です。 心不全になってから時間が経過するうちに、心臓は体が必要とするだけの血液と酸素を送り出せないようになってきます。 心不全は他の心臓病に比べて死亡リスクが高めです。

研究の方法

冠動脈疾患や心不全の病歴がない45才以上の男女1万5千人超を対象に、アンケート調査で食生活を把握したのち平均4年間ほどにわたり心不全による入院の状況を追跡調査しました。

そして、食生活を次の5つのタイプに分けて、各タイプへの食生活の近さと心不全になるリスクとの関係を調べました:
  1. 手間のかからない食生活: 赤身肉、パスタ、フライド・ポテト、ファースト・フードを特徴とする食生活。
  2. 植物性食品中心の食生活: 色の濃い葉野菜、果物、豆類、魚を特徴とする食生活。
  3. 甘い物をよく食べる食生活: デザート類、パン、糖類が使用された朝食、チョコレート、キャンディーを特徴とする食生活。
  4. 米国南部の典型的な食生活: 卵、揚げ物、内臓肉、加工肉、糖類が使用された飲み物を特徴とする食生活。
  5. お酒とサラダを特徴とする食生活: サラダ・ドレッシング、レタスなどの葉野菜、トマト、バター、ワイン、蒸留酒を特徴とする食生活。

結果

食生活が植物性食品中心の人は植物性食品をあまり摂らない人に比べて、心不全になるリスクが42%低下していました。 他の4つのタイプの食生活と心不全のリスクとの間には関係が見られませんでした。

アドバイス

研究者は次のように述べています:
「心不全予防のためにも心臓全般の健康のためにも、食生活の中心を青葉の野菜・果物・豆類・全粒穀物・魚とし、加工肉・飽和脂肪・トランス脂肪・純度の高い糖質・糖類が添加された食品を控えるようにするとよろしいでしょう」