心不全で退院後一ヶ月以内の通院に、薬と同程度の効果

"Canadian Medical Association Journal" に掲載された研究によると、心不全で入院していて退院後一ヶ月以内に医師の診察を受けた患者は、医師の診察を受けていない患者に比べて生存率が増加します。 特に、主治医の診察を受けた場合に生存率の増加が顕著でした。

この研究では、カナダのアルバータ州において心不全で入院したのちに退院した20歳以上の全成人のデータを分析しました。 患者たちは(主に?)様々な健康問題を抱える高齢者で、心不全で入院する前年に健康保険を利用していました(つまり、病院を利用していた?)。

退院患者 24,373人のうち、退院後一ヶ月以内に医師の診察を受けなかった人は22%にあたる 5,336人、主治医(前年に2回以上診察してもらった医師)の診察を受けた人は69%にあたる 16,855人、そして、馴染みのない医師の診察を受けた人は9%にあたる 2,182人でした。

退院後一ヶ月以内に主治医の診察を受けたグループでは、他の2つのグループに比べて緊急的に再入院するリスクと死亡リスクが減少していました。 馴染みのない医師の診察を受けた場合でも、退院後一ヶ月以内に診察を受けていない場合よりは、これらのリスクが減少していました。

研究者は次のように述べています:
「退院後一ヶ月以内に医師の診察を受けることで(退院後の)3~12ヶ月における死亡または再入院の絶対リスクが3~8%減少しますが、これは、複数の臨床試験で確認されたACE阻害薬やβ遮断薬のベネフィットと同程度です。 したがって、医師のみなさんは、退院後にも患者が診察を受けに来るように頑張ってください」