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心拍数が多いと死亡リスクが増加

(2013年4月) "Heart" 誌に掲載されたデンマークの研究で、健康でも安静時の心拍数(脈拍)が高い人では死亡リスクが増加するという結果になっています。

研究の方法

この研究では、3,000人近くの中高年の男性たちの健康状態を16年間にわたって追跡調査しました。16年間のあいだに亡くなったのは39%にあたる 1,082人でした。

結果
当然のことながら、血圧が高い・体重や血中脂肪が多いなど不健康な人ほど安静時の心拍数が多く、ふだんの運動量が多い人ほど心拍数が少ない傾向にあったのですが、健康度とは無関係に心拍数が多い人ほど死亡リスクが高くなっていました。
つまり、心拍数が必ずしも健康のバロメーターだというわけではなく、心拍数の多さそれ自体が独立したリスク要因だというわけです。
分析結果に影響を与えそうな要因を考慮したうえで、研究グループは次のように算定しました:
  • 安静時の心拍数が最も少ない水準にある人と比べて、安静時の心拍数が51~80回/分の人では死亡リスクが40~50%増加し、同じく81~90回/分の人では死亡リスクが二倍に増加する。 90回/分以上の人ではこれが三倍に増加する。
  • 心拍数が10~22回/分増えるたびに、死亡リスクが16%増える。
安静時の正常な心拍数の範囲は60~100回/分程度です。 平均的な心拍数は年齢や性別によっても異なりますが60~70回/分程度です。 心拍数は、肉体的な健康さ・ホルモン・自律神経により決定されます。
アドバイス
研究者は次のようにアドバイスしています:
「この研究はまだ結論的ではないので、心拍数を気にするよりも、禁煙する・日常的に運動をする・血圧や体重に気を付けるなど、自分でコントロールできることに注意を向けるようにしましょう」