暑さで腎臓がダメージを受け、渇いた喉を清涼飲料水で癒やすとダメージが悪化する恐れ

(2018年7月) "BMC Nephrology" 誌に掲載されたコロラド大学などの研究によると、暑さのために喉が乾いたときに糖類が使われた清涼飲料水を飲むのは腎臓によくなさそうです。

研究の方法

マウスの一群を次の4つのグループ(7匹づつ)に分けて5週間を過ごさせました:
  1. 39.5℃という高い室温に1日に何度も繰り返しさらしたうえで、6mlの水で水分を毎晩補給するグループ。
  2. 39.5℃という高い室温に1日に何度も繰り返しさらしたうえで、6mlの果糖水(*) で水分を毎晩補給するグループ。
  3. 高い室温にはさらさないが果糖水を与えられるグループ
  4. 普通に飼育するグループ
(*) 果糖を10%含有する水。 果糖はコーラなどの清涼飲料水に使われるブドウ糖果糖液糖の成分。 ブドウ糖果糖液糖はポカリスエットなどのスポーツドリンクにも使われています。

そして、腎臓の状態や腎臓ダメージの指標となる尿中/血中の物質の濃度をグループ間で比較しました

結果

グループ4に比べて、他の3つのグループはいずれも期間の経過とともに腎臓の状態が悪化(炎症と線維症)してゆきました。 しかし、状態の悪化が最もひどかったのはグループ2でした。

果糖水よりも高室温のほうが腎臓への悪影響が強かったのですが、高室温と果糖水が組み合わさったグループ2は腎臓の状態も腎機能の低下も最悪でした。