閲覧以外でのコンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

禁煙により体重が増えやすいのは肥満の喫煙者とヘビースモーカー

(2015年8月) "International Journal of Obesity" に掲載されたペンシルバニア州立大学の研究によると、禁煙により体重が増えやすいのは肥満の喫煙者(禁煙を始める前の時点ですでに太っている人)とヘビースモーカーです。出典: Heavy Smokers and Obese Smokers Gain the Most Weight After Quitting

これまでの研究では、禁煙に伴う体重増加の幅には個人差があり1キロ前後しか太らない人がいるかと思えば10キロ以上も太る人もいることが明らかになっていましたが、どのような人が禁煙後に太りやすいのかは不明でした。

研究の方法

この研究では 12,204人分のデータを用いて①非喫煙者②喫煙続行者③禁煙者の間で10年間における体重の変化を比較しました。 データに含まれていたのは1日の喫煙本数や禁煙を開始する前のBMIなどでした。

結果
基本的に全員太る

①~③いずれのグループでも年月の経過と共に体重が増えており、非喫煙者のグループでも10年間で450グラムほど増えていました。

15本未満/日であれば禁煙による体重への影響は無い

喫煙本数が1日あたり15本未満の場合には、喫煙続行グループと禁煙グループの間で10年間における体重増加幅にさしたる違いは見られませんでした。(喫煙本数が15本未満/日の場合には禁煙によって余分に太りはしなかった)

25以上/日またはBMI30以上なら禁煙で太る

その一方で、ヘビースモーカー(1日あたりの喫煙本数が25本以上)の場合あるいは禁煙開始前の時点ですでに太っていた(BMIが30以上だった)場合には、禁煙によると思われる体重増加が認められました。

体重増加幅のうち禁煙に起因すると推定される分は、ヘビースモーカーでは約10.4キロ、肥満者では約7.2キロでした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「禁煙により体重が増えるにしても、健康にとって禁煙は何よりも大事なことです。 ヘビースモーカーや肥満の喫煙者は禁煙と同時に生活習慣の改善によるダイエットも行うのが良いでしょう」