大雪が降ったら心血管疾患・転倒・しもやけに要注意

(2017年1月) "American Journal of Epidemiology" に掲載されたハーバード大学の研究によると、大雪が降ったときには心血管疾患(心臓病や脳卒中)に注意が必要かもしれません。 大雪が降った2日後に心血管疾患による入院の件数が増加していたのです。

研究の方法

2010~2015年の冬季(11月~4月末)のうちに米国ボストンの病院に入院した成人男女43万人超のデータを分析しました。

10インチ(25.4cm)超の積雪があった日を「大雪が降った」とみなしました。 5.1~10インチの積雪があった日を「かなりの雪が降った」とみなしました。

結果
  • 大雪が降った当日には、雪が降らない日に比べて心血管疾患による入院の件数が32%少なかった。
  • ところが大雪が降った2日後には、雪が降らない日に比べて心血管疾患による入院の件数が23%多かった。
  • 「かなりの雪」の場合は、雪が降った当日に心血管疾患による入院件数が増えていた。
  • 大雪が降った日には寒さに起因する病気(しもやけなど)による入院の件数が3.7%多く、その後も5日間は入院件数が多いままだった。
  • かなりの雪が降った日から6日間は、転倒による入院の件数が雪が降らない日に比べて平均18%多かった。
解説
大雪で心血管疾患のリスクが増加する理由

大雪により心血管疾患のリスクが増加する理由は明確ではありませんが、雪かきによる重労働が体に負担をかけるからかもしれません。

2日後に入院件数が増加する理由
大雪が降った当日ではなく2日後に心血管疾患による入院件数が増えていたのは、大雪のせいで病院に行くのが遅れるためかもしれません。