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身長が低い人は大腸ガンになるリスクが低い

(2017年11月) インペリアル・カレッジ・ロンドンなどの研究グループが行い "European Journal of Nutrition" に発表されたメタ分析によると、太っている人だけでなく身長が高い人でも大腸ガンのリスクが増加する恐れがあります。

メタ分析の方法

身長や太り具合と大腸ガンになるリスクとの関係を調べた47の研究(2016年11月までに発表されたもの)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計で740万人弱、大腸ガンの症例数は5万件超でした。

結果

主な結果は次のとおりです:
  • 身長が5cm高くなるごとに大腸ガンのリスクが4%増加していた。
  • 体重が5kg高くなるごとに大腸ガンのリスクが2%増加していた。
  • ウェストサイズが10cm大きくなるごとに大腸ガンのリスクが3%増加していた。
  • BMI5ポイント増えるごとに大腸ガンのリスクが6%増加していた。
  • ウェスト:ヒップ比(*)0.1ポイント増えるごとに大腸ガンのリスクが3%増加していた。
(*) "waist-to-hip ratio(ウェスト:ヒップ比)" を略してWtHRとも呼ばれる。 数値が大きいほど腹部脂肪の割合が多い。

BMIと大腸ガンとの関係は女性よりも男性で顕著でした。 身長と大腸ガンとの関係については男女間でさしたる差はありませんでした。

関連研究

2015年に発表されたストックホルム大学などの研究では、1938~1991年に生まれたスェーデン在住の男女550万人を 1958~2011年まで追跡調査して、身長が10cm高くなるごとに、ガン(種類は問わない)になるリスクが女性では18%、男性では11%増加するという結果になっています。

乳ガンに限ると、背の高い女性で発症リスクが20%増加していました。 メラノーマ(皮膚ガンの一種)に限ると、男女のいずれでも身長が10cm高くなるごとに発症リスクが30%ほど増加していました。

ラトガース大学が 2014年に発表した研究でも、身長が高かったりBMIが高かったりする女性は卵巣ガンになりやすいことが示されています。