ヘルペスが再発するメカニズムが明らかに

(2012年11月) ヘルペスは免疫力が弱ったときに再発するなどと言われていますが、オハイオ州立大学が行った研究により、ヘルペスが再発する条件の解明が進みました。

今回の研究により、ヘルペス以外のウイルスやバクテリアが体内に侵入して来るなど、免疫系が細菌による新たな脅威に直面したときにヘルペスが再発することが示されたのです。

健康な人であっても大部分の人は何らかの(場合によっては複数の)種類のヘルペスに感染しています。 皮膚にちょっと湿疹ができて、気が付いたら治っているなどというのもヘルペスかもしれません。 ヘルペスの場合、治ったと思っても、症状が治まっているだけでウイルスは体内に残っています。

研究の内容

この研究では、ヘルペスの仲間であるサイトメガロウイルス(CMV)に潜在的に感染しているマウスをバクテリアに感染させるという実験を行いました。

その結果、新たなバクテリアに感染しているあいだ、CMVを抑制しているT細胞の数が著しく減少していることが明らかになりました。 T細胞が減ることにより、ヘルペスを抑えていた枷(かせ)が外れて、ヘルペス・ウイルスが再活性化し、ヘルペスの症状を引き起こしていたのです。

このように再活性化したヘルペス・ウイルスですが、免疫系がヘルペスの再活性化を感知して、記憶T細胞の量が通常に戻り、ヘルペス・ウイルスを再び封じ込めることで、再発したヘルペスの症状が治まります。