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高脂肪の食事でも麻薬と同じ禁断症状が

(2012年12月) "International Journal of Obesity" に掲載されたモントリオール大学の研究により、脂肪が多く含まれる食品が麻薬に似ていることが明らかになりました。

このような食べ物を食べ続けていた人が、それを絶つときには、薬物依存症(俗に言う麻薬中毒)の人が麻薬を絶つときと同じような脳の変化が見られるというのです。

研究の方法

この研究では、2つのグループのマウスを用いた実験を行いました。 一方のグループには、6週間にわたって脂肪分が多いエサをしこたま与えました。 脂肪に由来するカロリーが実に58%を占めるというエサです。 そして、もう一方のグループには、脂肪がまあまあ控えめ(脂肪由来のカロリーが11%)のエサを与えました。

結果

6週間後、高脂肪のエサを与えられたグループではウェストが11%太くなっていました。 さらに、このグループの高脂肪のエサを普通のエサに変更したところ、不安行動と鬱行動(つまり禁断症状?)を示すようになりました。

マウスたちを検査した結果、脳に有意な変化が生じていることが明らかになりました。 高脂肪のエサを与えられていたマウスたちでは、コルチコステロン(ストレスに関係するホルモン)とCREB(ドーパミンの作用と密接に関わるタンパク質)が増加していたのです。 ドーパミンは、報酬の感覚を引き起こす神経伝達物質で、コカインや覚せい剤といった麻薬などにより放出されます。

研究チームは、このような脳の変化のためにジャンクフード(脂肪と糖分が多い)を止められない人が多いのではないかと考えています。