高タンパクの朝食にダイエット効果?

(2015年8月) "Journal of Obesity" などに掲載されたミズーリ大学の研究で、肥満児にタンパク質を多く含む朝食を食べさたところ、①体脂肪の増加を防ぐ、②空腹感を抑えて1日の食事量を減らす、③血糖値を安定させるといった効果が得られました。

通常の朝食(コーンフレーク+牛乳)に含まれるタンパク質の量が13g程度であるのに対して、高タンパクの朝食では卵・肉・乳製品などで35gほどのタンパク質を摂ります。
この研究は National Pork Board という団体の資金提供により行われました。 National Pork Board は豚肉の消費促進を目的とする法律(Pork Promotion, Research, and Consumer Information Act of 1985)に基づいて設立された国有企業です。
研究の方法
朝食を食べるのが週に0~2回で肥満しているティーンエイジャー(13~19才)の子供たち(人数不明)を次の3つのグループに分けて12週間を過ごしてもらいました:
  1. 普通の朝食を食べるグループ
  2. 高タンパクの朝食を食べるグループ
  3. 普段と同様に朝食を食べないグループ

12週間の前後に体重と体脂肪率を計測し、12週間の期間中に空腹感と飲食量を毎日報告してもらったほか、分刻みで血糖値を計測する計器を用いて24時間の血糖値の変動を調べました。

結果

高タンパクの朝食を食べたグループでは、飲食量が400キロカロリー分ほど減少し体脂肪も減っていました。 これに対して、他の2つのグループでは体脂肪が増えていました。

さらに、高タンパクの朝食を食べたグループは他の2つのグループよりも血糖値が安定していました。 血糖値の変動が大きいと2型糖尿病のリスクが増加します。