高タンパク質の食事で視床下部の酸化ストレスが増大(動物実験)

(2019年4月) "International Journal of Molecular Sciences" に掲載されたポーランドの研究(ネズミの実験)で、高タンパク質の食事により視床下部の酸化ストレスが増大するという結果になっています。

研究の方法

オスのネズミを9匹ずつ2つのグループに分けて、タンパク質の含有量が多い(44%)エサまたは含有量が普通(24%)のエサを8週間にわたり与え続けました。 そして、ネズミの血液・大脳皮質・視床下部に存在する抗酸化物質(尿酸・グルタチオン・SOD-1など)や酸化ストレス指標物質などの量を調べました。

結果

高タンパク質のエサを食べたネズミでは、視床下部において抗酸化防御が向上していましたが、それでも酸化によるダメージを防げていませんでした。

今回の結果の意味

研究グループは次のように述べています:
「今回の研究では高タンパク質食でネズミの行動が変化することはありませんでしたが、(視床下部において)酸化ストレスが増大すると、(マウスに)高脂肪あるいは高糖質のエサを与えたときに見られるような不安/抑鬱行動が生じる恐れが多分にあります」
「酸化ストレスが多数の疾患の一因であることを考えれば、タンパク質の摂取量を考えるときに今回の結果は重要な意味を持ちます」