タンパク質を多く含む食事が高血圧の予防に有効かも

(2014年9月) "American Journal of Hypertension" に掲載されたボストン大学の研究によると、タンパク質を多く含む食事によって高血圧になるリスクが下がる可能性があります。

研究の方法

この研究では、Framingham Offspring Study という研究のデータを用いて、タンパク質摂取量と11年間における高血圧発症リスクを分析しました。

結果

タンパク質の摂取量が多い成人では、そのタンパク質が動物性か植物性かにかかわらず、研究期間の4年目の時点で収縮期(最高)血圧と拡張期(最低)血圧の両方が低くなるという傾向が統計的に有意となる程度に見られました。

この高タンパク食の効果は、過体重の人だけでなく普通体重(BMI が25未満)の人にも見られました。

そして、タンパク質の摂取量が多い(摂取量が最も多いグループで100g/日)グループでは、長期的にも(たぶん11年目の時点での)高血圧を発症するリスクが下がっていました。 特に、食物繊維の摂取量も多い場合には、高タンパク食によって高血圧のリスクが(タンパク質摂取量が最も少ない場合に比べて)40~60%も低下していました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果から、高血圧を心配する人がタンパク質を控える必要が無いことが示唆されます。 それどころか、高タンパクの食事によって高血圧の長期的なリスクが下がる可能性すらあります」