塩分が多い食事をしていると太りやすい理由

(2016年5月) "Nutrients" 誌に掲載された中国の研究によると、塩分の摂取量が多いと食欲を引き起こす作用のあるグレリンというホルモンが増加します。出典: Elevation of Fasting Ghrelin in Healthy Human Subjects Consuming a High-Salt Diet...

今回の研究の位置づけ
塩分摂取量が多いと肥満しやすいことを示す研究が複数存在するほか、2016年3月に "Journal of Nutrition" に掲載された研究では、食事に含まれる塩分が多いと食事量が増えるという結果になっています。
「塩分摂取量が多い → ??? → 食事量が増える → 太る」 という話の流れの「???」にあたる部分が今回の研究だというわけです。
研究の方法
肥満ではなく血圧も正常高値血圧以下の被験者38人(25~50才)に次の3種類の食事をしてもらい、グレリンの血中濃度(空腹時)を測りました:
  • 塩分の量が普通の食事(3日間)
  • 塩分が少ない食事(塩化ナトリウムを3g含む食事を7日間)
  • 塩分が多い食事(塩化ナトリウムを18g含む食事を7日間)
結果

塩分が少ない食事をしたときにはグレリン血中濃度が約173pg/mLだったのに対して、塩分が多い食事をしたときには約321pg/mLでした。

結論
健康な人が塩分が多い食事をするとグレリンが増加するという結果でした。 塩分摂取量が多いと肥満しやすいのはグレリンが増加するためかもしれません。