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チョコレートを毎日食べると、お腹の脂肪が落ちる

(2013年11月) "Nutrition" 誌に掲載されたグラナダ大学の研究で、チョコレート(砂糖が普通に入っているもの)を日常的に食べても太らないどころか体重が減るという結果になりました。

研究の内容

欧州諸国の12~17才のティーンエイジャー 1,458人の食習慣を調べたところ、チョコレートを大量に(どの程度の量かは不明)食べていると報告した人の方が(チョコレートを食べない人よりも)BMI が遥かに低くウェストも細い傾向にありました。 この結果は、運動量やダイエット用の食事をしているかどうかなどを考慮したうえでのものです。

カリフォルニア大学が以前に行った研究でも、チョコレートを日常的に食べている人は体脂肪が少ないという傾向が示されています。 チョコレートはカロリーが非常に多い食品ですが、代謝を促進することで体脂肪を減らすのではないかと考えられています。

心臓・血管への健康効果も

さらにチョコレートは、血液の循環・血圧・心臓の健康にも良い影響を与えていました。 この点に関しても過去も同様の研究が存在します。 ケンブリッジ大学で最近行われた研究によると、チョコレートを毎日食べる人では、チョコレートを滅多に食べない人に比べて、脳卒中のリスクが29%、そして心臓発作のリスクが37%減少していました。

有効成分はフラボノイド?

チョコレートのダイエット効果や心臓・血管の健康に対する効果は、カカオ豆の成分であるフラボノイドのお陰であると考えられています。 フラボノイドは抗酸化物質であり、過剰に存在すると細胞を傷つけるフリーラジカルを掃除してくれます。 参考記事: チョコレートが心臓に良いのは腸内細菌のお陰だった

チョコレートに含まれるフラボノイドの量は、チョコレートに含まれるココア(カカオ豆から脂肪分を抜いて粉末状にしたもの)の量に比例します。 原材料に占めるココアの割合が40%であるビター・チョコレート(大人向けと銘打って売られている黒っぽいチョコレート)に含まれるフラボノイドの量は、ホワイト・チョコレートの5倍、ミルク・チョコレートの2倍になります。

食欲を抑制する効果も

チョコレートには食欲を抑える作用もあります。 2010年に発表されたデンマークの研究で、ダーク・チョコレートを食べたり匂いを嗅いだりすることによって、グレリンという食欲ホルモンが抑制されて食欲が減るという結果になっています。

2008年に発表されたオランダの研究でも、ダーク・チョコレート(ビター・チョコレート)またはミルク・チョコレートを100g食べた女性は、チョコを食べなかった女性に比べて、その後に食べたピザの量が15%減るという結果になりました。

我慢するダイエット法は失敗する
英国で最近行われた調査(オンライン投票)によると、ダイエットの際に大好きなオヤツを我慢しないと回答した人の86%が、体重を減らすことに成功しています。 この調査を行った栄養学者は次のように述べています:
「食べ物を我慢するという方針で行うダイエットが失敗しやすいことは多くの研究で示されています。 我慢をほどほどにして、好きなものを少しは食べるというアプローチの方が良い結果を生むのです」
例えば、①ダイエットの際にチョコレートやワイン、ビスケットなどの好物を完全に絶った人では、他の食べ物に手を出して、逆に体重が増えてしまうことを示した研究や、②あらゆる好物を完全に絶った人の65%が太ってしまったという結果になった研究があります。