炎症を促進する食生活で乳ガンのリスクが増加

(2016年10月) "Molecular Nutrition & Food Research" 誌に掲載されたサウス・カロライナ大学などの研究で、炎症を促進する食生活を続けている女性に乳ガンが多いという結果になりました。

研究の方法
次の2つのグループ(どちらも 2,500人超)のイタリア人女性を対象に、食生活に関するアンケートを実施しました:
  • 乳ガン患者
  • ホルモンが関与しない急性疾患で入院した女性

そして、アンケート結果から食生活が食事炎症指数(DII)にどれだけ近いかを割り出し、食生活のDIIへの近さに応じてデータを5つのグループに分けて、DIIと乳ガン罹患率との関係を調べました。

データの分析においては、年齢・居住地・教育水準・BMI・出産歴・閉経状態・ホルモンが関与するガンの家族歴・カロリー摂取量を考慮しました。

結果
DIIのスコアが最も小さい(食生活がもっとも炎症を促進しにくい)グループに比べたときの他のグループの乳ガン罹患率は次の通りでした:
  • DIIスコアが下から2番目: +33%
  • DIIスコアが真ん中: +37%
  • DIIスコアが上から2番目: +41%
  • DIIスコアが最大: +75%

DIIのスコアが1単位増えるごとに乳ガン罹患率が9%増加するという計算になりました。

結論
食生活が炎症を促進するものであると、乳ガンのリスクが増加する可能性があります。