炎症を促進する食生活で胃ガンのリスクが増加する恐れ

(2016年9月) 食品や栄養素の種類によって炎症を促進/抑制する作用やその程度がそれぞれに異なりますが、"Nutrition and Cancer" 誌に掲載されたサウス・カロライナ大学などの研究によると、炎症を促進する食品を食べることが多いと胃ガンになるリスクが増加する恐れがあります。

炎症とは

炎症は免疫反応の一部であり怪我をしたときや感染症にかかったときには有益なプロセスですが、炎症が不要な状況において長期間にわたり継続する続く慢性的な炎症は健康にとって有害で、ガン・糖尿病・心臓疾患・リウマチ・抑鬱・アルツハイマー病など様々な病気のリスクが増加する一因となり得ます。

研究の方法

イタリア北部に住む胃ガン患者230人およびガンではない患者547人を対象に食生活に関するアンケートを実施し、その結果から食事炎症指数(DII)を割り出しました。

そして、DIIに応じてデータを4つのグループに分けて、胃ガンのリスクを比較しました。 データの分析においては、年齢・性別・カロリー摂取量などの要因を考慮しました。

結果
DIIが最も高かった(食生活が炎症を促進する程度が最も強かった)グループは、胃ガンである率がDIIが最も低かったグループの2.35倍でした。