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家庭用の血圧計の70%は看過できない水準で測定値が不正確

(2017年6月) "American Journal of Hypertension" に掲載されたアルバータ大学の研究によると、家庭用の血圧計の70%は臨床的に看過できないレベルで測定値が不正確です。

研究の概要

振動測定方式の家庭用血圧計を保有している患者85人(平均年齢66才)に協力してもらい、数十の家庭用血圧計の精度を調べた(*)ところ、精度に5mmHg以上の誤差がある血圧計が70%ほどを占めていました。 30%ほどの血圧計では10mmHgもの誤差がありました。 腕が太いと、最高血圧も最低血圧も高くなりがちでした。
(*) 患者本人が自分の血圧計で計測した測定値を、水銀血圧計で厳密に計測した測定値と比較した。

解説

血圧計の設計や精度検査においては、腕の形・腕のサイズ・血管の健康状態の個人差や血圧測定用カフのタイプなどを考慮しないことが多いため、血圧計を使用する人によって測定値に誤差が生じるのだと考えられますが、血圧計が測定値を決定するメカニズムをメーカー各社が公開していないため、今回明らかになった誤差が生じる明確な理由は不明です。

対策

研究者は、家庭用の血圧計で測定した数値を鵜呑みにせず医療機関で測定した数値と照らしあわせることを勧めています。