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50才以上の人でも家の購入が精神衛生に有益。 ただし効果は2年間

(2017年10月) "American Journal of Epidemiology" に掲載されたキングズ・カレッジ・ロンドン(英国)の研究によると、50才以上の人でも家を新しく買うのが精神衛生にとって有益です。 ただし、家を買う理由にもよります。

これまでの研究でも家を持っているのが精神衛生に良いことが示されていますが、年を取ってからでも同じであるかどうかは不明でした。

研究の方法

米国に住む50才以上の男女2万人超を対象に、1993~2010年にかけてアンケート調査を2年に1度行ったデータを分析しました。 データの分析においては、抑鬱に影響する様々な要因を考慮しました。

結果

家を買った年には鬱症状が軽減されていました。 家を買ってから2年間は統計学的に有意に鬱症状が軽減されていましたが、その後は家の購入と鬱症状の関係が不明瞭となりました。

家を買った理由

家を買った理由別に分析すると、鬱症状が軽減されていたのは「その家が気に入ったから」とか「その家が所在する地域が望ましかったから」などポジティブな理由で家を新しく買った場合だけでした。

前の家や地域に問題があったから...」とか「親族の近くに住みたかったから」とか「もっと大きい(小さい)家に住みたかったから」といった理由で家を買った場合には鬱症状は軽減されていませんでした。