水タバコでも受動喫煙の害

フッカバーの空気は汚れている

(2014年5月) 未成年者喫煙禁止法は水タバコにも適用されるので未成年は水タバコを吸ってはいけませんが、"Journal of Exposure Science and Environmental Epidemiology" オンライン版に掲載されたジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、水タバコも紙巻タバコと同様に受動喫煙であっても有害です。

この研究では、米国の7つのフッカバー(水タバコバー)店内の空気を検査し、次のような結果となりました:
  • 公共の場所に設けられた(紙巻タバコの)喫煙所で(過去の他の調査で)計測されたのよりも大量の微小粒子状物質(PM2.5)と一酸化窒素が検出された。
  • 空気中のニコチン量は、喫煙所ほどではなかったが、禁煙のレストランやバーよりは顕著に多かった。
  • いくつかのフッカバー店内の空気汚染度は、米国や WHO の環境基準を安定的に超えていた。
研究者は次のように述べています:
「今回の調査では、水タバコも紙巻タバコと同様に室内大気汚染を引き起こし、顧客や従業員に受動喫煙の害を与えることが明らかになりました」
フッカバー店内で過ごした非喫煙者からもベンゼンを検出

(2014年11月) "Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention" 誌に掲載されたサンディエゴ州立大学(米国)の研究でも、水タバコによる受動喫煙の害が指摘されています。 水タバコを吸っていない人であっても喫煙されている場にいただけでベンゼンが体内から検出されたのです。

この研究では、フッカバーで水タバコを吸った喫煙者105人と、水タバコを吸ってはいないがフッカバー店内で同じ時間を過ごした非喫煙者103人の尿を検査して、体内でベンゼンから作り出される S-フェニル・メルカプツール酸(SPMA)という物質の尿中量を測定しました。

その結果、SPMA の尿中量が通常と比べて、喫煙者では4倍、非喫煙者でも2.6倍に増加していました。 ベンゼンは僅かな量であっても体に有害です。

一方、一般家庭で水タバコを吸った後の検査では、喫煙者では SPMA 尿中量が通常の2倍に増加していましたが、非喫煙者では増加していませんでした。

研究者は次のように述べています:
「水タバコの喫煙時にはシーシャを加熱して煙を発生させるために炭を燃やすため、水タバコ喫煙者も非喫煙者も、この炭の燃焼に由来する毒物や発ガン性物質を大量に吸い込むことになります」