60~65才の女性でも40%ほどにホットフラッシュが生じている

(2015年3月) "Menopause" 誌オンライン版に掲載されたモナシュ大学(オーストラリア)の研究で、60~65才の女性でも40%ほどが依然としてホットフラッシュに悩まされていることが明らかになりました。

研究の方法

この研究では、40~65才のオーストラリア人女性 2,020人を対象にアンケート調査を実施しました。 2,020人のうち、経口避妊薬(女性ホルモン剤)や、ホルモン補充療法、更年期症状を抑える薬は用いていないという人が90%超でした。

結果

アンケートにおいて「ホットフラッシュの症状がある」と回答した女性の割合は、閉経前のグループで33%、そして55才未満の閉経後のグループで74%というものでした。 そして、60~65才のグループでも42%の人が「ホットフラッシュの症状がある」と回答していました。

ホットフラッシュの症状が相当(中~重度)であると回答した女性の割合は次のようなものでした:

  • 閉経前のグループ: 2.8%
  • 更年期のグループ: 17.1%
  • 55才未満の閉経後のグループ: 28.5%
  • 55~59才の閉経後のグループ: 15.1%
  • 60~65才の閉経後のグループ: 6.5%

60~65才のグループでホルモン補充療法を使用していたのは10%近くでした。

ホルモン補充療法の使用に関する現在のガイドラインでは、閉経後10年を経た女性や60才超の女性がホルモン補充療法を用いることが推奨されておらず、用いるにしても3~5年間という短い期間に限定することとされていますが、今回の結果からすると現在のガイドラインでは、60才を超えてなお相当な更年期障害が続いている女性たちに対応できていない可能性があります。