ホットフラッシュがある女性では骨折のリスクが増加

(2014年12月) "Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" に掲載されたカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究で、中~重度のホットフラッシュが生じている更年期の女性は、更年期障害の症状が生じていない更年期女性に比べて、骨密度が低く股関節を骨折しやすい傾向にあるという結果になりました。 全般的に、閉経後の女性では骨粗鬆症のリスクが増加します。

研究の方法

50~79才の女性 23,573人を対象に、ホットフラッシュや寝汗などの更年期症状に関するアンケートを実施したのち、骨折の発生状況に関する追跡調査を平均で8年間にわたって行いました。 23,573人のうち 4,867人については骨密度も計測しました。

結果

当初のアンケートで「中~重度のホットフラッシュがある」と回答したグループでは、更年期症状が無かったグループに比べて、追跡期間中における股関節骨折の発生率が高くなっていました。

さらに、(骨密度のデータがあった 4,867人において)「中~重度のホットフラッシュがある」と回答したグループでは、更年期症状が無かったグループに比べて、追跡期間中における首と背骨の骨密度が低い水準にありました。 この結果は、年齢や BMI など骨密度に影響する要因を考慮した後のものです。

コメント
研究者は次のように述べています:
「ホットフラッシュが出ていて骨が心配な女性は、健康的な生活を心掛けると良いかもしれません。 すなわち、喫煙や過度の飲酒を控え、運動習慣を身に付け、カルシウムとビタミンD を十分に摂ることを心掛けます」