運動ではホットフラッシュが改善されない?

運動には様々な健康効果がありますが、"Menopause" 誌に掲載された研究によると、ホットフラッシュに対しては有効ではありません。

この研究では、普段は運動をしていない248人の女性を2つのグループに分け、一方のグループ(106人)に12週間にわたって有酸素運動のプログラムに参加してもらいました。 もう一方のグループは、それまで通りの生活を続けました。

248人の全員に、不眠症、鬱症状、および不安感に関するアンケートに回答してもらったうえで、ホットフラッシュの具合や、寝汗、睡眠の質に関する記録を毎日つけてもらいました。

その結果、運動は、睡眠の質、不眠症、および鬱症状に対して多少の良い効果がありましたが、ホットフラッシュに対しては、106人全体では有意な影響が見られませんでした。 ただし、白人女性に限れば、運動によりホットフラッシュが改善されていました。 黒人女性でホットフラッシュが改善されていなかったのです。 また、そもそも肉体的に優良であった女性では、運動がホットフラッシュに対して有効でした。
ホットフラッシュは、黒人に多く、アジア人に少ないそうです。 白人はその中間。 今回の研究には、アジア人は参加していなかったのでしょう。 仮に人種によるホットフラッシュの起こりやすさの違いが、ホットフラッシュに対する運動の効果と比例しているとすれば、日本人では白人以上にホットフラッシュに対して運動が効果的かもしれませんね。