主婦の消費カロリーは45年前よりも200kcal/日減っている

サウスカロライナ大学の研究(2013年12月)によると、現在の主婦が必要なカロリーは45年前の主婦と比べて、1日あたり200キロカロリー減っています。 家事に費やす時間が減り、その分、テレビなどを観て座ってすごす時間が増えているためです。

5才未満の子供がいる主婦の場合、1965年には身体活動(*)をして過ごす時間が週に44時間だったのに対して、2010年には30時間未満になっていました(14時間の減少)。

(*) 一般的には、身体活動とは家事や庭仕事などの生活上の肉体作業を指しますが、ここではジョギングなどの運動も含みます。

身体活動の時間が1週間で14時間減るということは、1日あたり2時間ということになります。 2時間の家事で消費されるカロリーは、225キロカロリー程度になります。

6~18才の子供がいる母親でも、1965年~2010年の45年間で身体活動の時間が11時間減っていました。 こちらのケースの消費カロリー減少分は、1日あたり177キロカロリーになります。

つまり、摂取カロリーを175~225キロカロリー減らして、ようやくカロリーの収支バランスが45年前の水準に達するというわけです。 身長160cm、体重50kg、30才で、特に運動をしない女性の場合、一日の必要とするカロリーは 1,500~1,700kcal 程度です。

この研究では、1965年の主婦に比べて現在の主婦は、座って過ごす時間が平均で週に6時間増えているという結果も出ています。

1965年頃の家電製品の普及度は、日本よりも米国のほうが進んでいたでしょうから、1965年と2010年との差で言えば、日本の方が大きいのではないでしょうか。

1965年の日本における耐久消費財の普及率は、電気掃除機が30%程度、冷蔵庫が50%程度、洗濯機が70%程度、乗用車が10%という状況でした。 カラーテレビはまだ登場しておらず、白黒テレビの普及率が90%。 ガスコンロはすでに一般家庭にも普及していたようです。

冷蔵庫が無ければ頻繁に買い物に行かなくてはならないし、その買い物に行くのも自動車ではなく徒歩か自転車(1965年当時の普及率は約70%)。 掃除もホウキと塵取りなので、電気掃除機よりも運動量が多かったことでしょう。