塩分摂取量を減らす方法

(2014年11月) High Blood Pressure Research Council of Australia の会合で発表された The George Institute(オーストラリア)の研究で、以下の5点を実行することで1日の塩分摂取量を0.7g減らせるという結果になりました:

  1. ハーブやスパイスを積極的に使う。 (酢を使うのも良いと言われていますね)
  2. (外食や加工食品ではなく)自分で調理する。 こうすることで使用する塩の量を自分で調節できる。
  3. 食卓に塩の入った小瓶を置かないようにする。(塩の添加を調理中のみに限定する)
  4. ナトリウム含有量の少ない塩代替物を使う。
  5. 加工食品を買うときには栄養成分表示をチェックする。 ナトリウムの量が100gあたり120mg未満であれば低塩分の食品だと言える。 100gあたり500mg超が高塩分食品。
ナトリウム
ナトリウムは食塩(塩化ナトリウム)の成分の1つで、摂り過ぎは高血圧や心血管疾患(心臓発作や脳卒中)になるリスクが高くなる原因となります。
研究の概要

この研究では、オーストラリアのリスゴー市を対象に、塩分摂取に関する啓蒙活動(上記の5つの項目)を行いました。 その結果、リスゴー市の塩分摂取量の平均値が8.8g/日から8.1g/日へと減少しました。

この減少量は、世界保健機構(WHO)が推奨する塩分摂取量(5g/日以下)やオーストラリアの推奨塩分摂取量(5g/日)に比べると十分ではありませんが、研究者は次のように述べています:

「(0.7gの減少というのは)大したことがないように思うかもしれませんが、オーストラリア全体で考えれば、塩分摂取量を0.6g減らすことによって心臓発作と脳卒中の発生件数が1年あたり数千件も減少すると思われます」
塩代替物
啓蒙活動の目玉は塩代替物の普及でした。 この塩代替物というのは、カリウムの含有量を増やすことによって、味に影響を与えることなく通常の塩よりもナトリウム含有量を70%も減らした製品です。
スーパーで売られている各種の塩のあいだでも、カリウムやマグネシウムの含有量にかなりの違いがあります。