ホルモン補充療法を受けている女性はアピゲニンに注意

(2013年11月) "Nutrition and Cancer" 誌に掲載されたミズーリ大学の研究(ネズミの実験)によると、ホルモン補充療法を受けている女性はセロリや、パセリ、リンゴなどに含まれるアピゲニンという物質によりガンのリスクが増加する可能性があります。

ホルモン補充療法とガン

ホルモン補充療法(HRT)とは、ホットフラッシュなどの更年期障害の症状を緩和するためにエストロゲンなどの女性ホルモンを投与するという治療法のことです。 HRTそれ自体により乳ガンのリスクが増加すると言われています。

過去の研究では、HRTを受けている女性においてアピゲニンがガン予防効果を発揮しそうだという結果が出ていましたが、今回の研究では逆の結果となりました。

研究の方法

今回の研究では、ネズミたちを4つのグループに分けてアピゲニンを様々な濃度(0.02%、0.1%、0.5%)で含有するエサを与えるという実験を行いました。

結果
アピゲニンを0.1%含有するエサのグループではガンの発生率こそ低下していたものの、すでにガンになったネズミではガンの増殖率が増加していました。 アピゲニンを0.5%含有するエサのグループでは発生率も低下せず、増殖率が増加するだけでした。

コメント
研究者は次のように述べています:

「アピゲニンの注射による投与は(ガンに対して)有効かもしれませんが、アピゲニンを食事経由で摂取したマウスでは、アピゲニンが代謝されるために乳房の腫瘍の成長が促進されてしまうようです」

「今回の研究結果に関わらず、野菜や果物は食べるようにしてください。 野菜や果物にはアピゲニン以外の物質も様々に含まれており、これらの物質には(ガンを)予防する効果があると考えられます。 野菜や果物が体に悪いというデータは存在しません」

「今後の研究の結果にもよりますが現時点で言えるのは、プロゲスチンのホルモン補充療法を受けている女性はアピゲニンのサプリメントを服用しないほうが良いということです」