ヒアルロン酸に感染症による早産を抑制する作用

(2015年1月) "Journal of Clinical Investigation" に掲載されたテキサス大学の研究(マウス実験)により、体内で作り出されるヒアルロン酸(*)が感染症による早産(37週未満での出産)を抑制するうえで重要な役割を果たしていることが明らかになりました。 研究者によると、細菌感染症による早産は、早産全体の25~40%を占めています。
(*) 原文では "hyaluronon"。 "hyaluronan" の間違いだと思われます。

ヒアルロン酸は体内の多くの組織に存在し、関節・眼・皮膚にとって有益な働きをしています。 ヒアルロン酸は出産との関係ではこれまで、子宮頸部の柔軟性を増加させるのに重要な役割を果たしていると考えられてきましたが、今回の研究では、ヒアルロン酸は子宮頸部の柔軟性よりもむしろ、下部生殖器管の上皮細胞におけるバリア機能に深く関わり、感染症に起因する早産を抑制しています。

研究グループは今後、ヒアルロン酸が子宮頸部を保護する具体的なメカニズムを調べていく予定です。