「最新健康ニュース」のコンテンツを閲覧以外で利用する方は「引用・転載・ネタ探しをするときのルール」をご覧ください。

水素水にストレスに起因する鬱症状を防ぐ効果?

(2016年6月) "Sientific Reports" に掲載された第二軍医大学(中国)の研究によると、ストレスから生じる抑鬱を抑える効果が水素水にあるかもしれません。出典: Effects of hydrogen-rich water on depressive-like behavior in mice

研究の方法
マウスの一群を次の4つのグループに分けて4週間を過ごさせました:
  1. 何もされないグループ
  2. ストレス(*)により抑鬱を生じさせたグループ
  3. ストレスにより抑鬱を生じさせ、さらに水素水(†)を飲ませたグループ
  4. 水素水を飲むだけのグループ

(*) 慢性的な予期せぬ軽微なストレス。 飼育ケージを傾ける・ケージを揺らす・冷水のプールで泳がせる・エサも水も与えない・拘束する・45℃の高温で過ごさせるなど非人道的な数々の嫌がらせを毎日行った。 そして実験終了後には... 他のマウスも全部...

(†) 濃度は0.8ppm。 飲用量は平均で4ml/日。
結果
抑鬱の症状

ストレスを与えられていても水素水を飲んでいたグループ(③)では、ストレスを与えられるだけだったグループ(②)に比べて抑鬱症状が明確に軽減されていて、ストレスを受けていないグループ(①と④)と同程度でした。

炎症と酸化ストレス

慢性的なストレスを受けたマウスでは、脳の海馬と皮質においてIL-1β(*)と活性酸素種(†)が増加していましたが、ストレスを受けていても水素水を飲んでいたグループでは増加が抑えられていました。

(*) 炎症誘発性のタンパク質。

(†) 抗酸化物質の量に対して過剰になると酸化ストレスが生じ、ガンなどの病気や老化を助長する。
結論

水素水にストレスに起因する抑鬱症状を軽減する効果があって、その効果が水素水が炎症を抑制することによって発揮されている可能性があります。

今回の研究により、抗酸化物質(水素水)が鬱病の予防において有益である可能性が示唆されます。 今後の臨床試験でヒトでもマウスと同様に水素水が有効であることが確認されれば、鬱病の治療に水素水を利用できるようになるかもしれません。