高血圧の人も降圧治療で血圧をコントロールできていれば死亡リスクは増加しない

(2018年6月) "Scientific Reports" 誌に掲載されたテキサス大学などによる研究で、高血圧であっても治療により血圧を適正に維持できていれば死亡リスクは増加しないという結果になっています。

研究の方法

18才以上の米国人男女1万4千人弱の生存状況を19年間前後にわたり追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 3,550人が死亡しました。 このうち心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡したのは 1,027人でした。

治療しているが血圧が高い

高血圧ではなかった(normotensive)グループに比べて、高血圧の治療を受けているが血圧を適正に保てていなかったグループでは、総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が62%、心血管疾患で死亡するリスクが123%、心臓疾患で死亡するリスクが119%、および脳血管疾患で死亡するリスクが201%増加していました。

高血圧を放置

同様の比較で、高血圧を放置していたグループでは、総死亡リスクが40%、心血管疾患で死亡するリスクが77%、心臓疾患で死亡するリスクが69%、および脳血管疾患で死亡するリスクが153%増加していました。

治療により血圧が適正

高血圧だが治療を受けていて血圧を適正にコントロールできていたグループは、高血圧ではなかったグループと死亡リスクに差がありませんでした。