閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

高血圧を治療している高齢者はビタミンK不足で心臓病・脳卒中のリスクが増加

(2017年3月) "Journal of Nutrition" に掲載されたタフツ大学などの研究で、高血圧のを治療している高齢者はビタミンKが不足していると心血管疾患になるリスクが高いという結果になりました。

これまでに複数の観察研究で、フィロキノン(*)の血中濃度が低い人は(特に高血圧の治療を受けている患者で)冠動脈の石灰化(†)が進んでいることが示されています。

(*) ビタミンK1。 葉菜類・植物油・豆類・海藻類・魚介類などに含まれている。

(†) 石灰化とはカルシウム沈着のこと。 冠動脈の石灰化は心臓発作のリスク要因。
研究の方法

心血管疾患ではない70~79才の高齢者1千人超(58%が女性)のフィロキノン血中濃度を測定しました。 1千人超のうちの635人については、カルボキシル化されていないマトリックスGlaタンパク質(*)の血中濃度も測定しました。

そして、その後12年間にわたり心血管疾患の発生状況を追跡調査して、ビタミンKの血中濃度との関係を調べました。
(*) マトリックスGlaタンパク質はビタミンK2にカルボキシル化されることによって、血管の石灰化を阻害する作用を発揮する。
結果

データ全体では、フィロキノンの血中濃度が低くてもカルボキシル化されていないマトリックスGlaタンパク質の血中濃度が高くても、心血管疾患になるリスクは増えていませんでした。

高血圧を治療している高齢者489人に限ると、フィロキノン血中濃度が低い(0.2nmol/L未満)場合に心血管疾患のリスクが3倍近く増加していました。

高血圧ではない高齢者や高血圧であっても治療していない高齢者では、フィロキノン血中濃度と心血管疾患のリスクとのあいだに関係が見られませんでした。

ビタミンKが豊富な食品
ビタミンKは、納豆や、葉野菜(ケール・ほうれん草・春菊・しそ・大根の葉・カブの葉・小松菜など)、海藻類に豊富に含まれています。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.