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コーヒー好きの高血圧患者では心臓発作などのリスクが増加するが、普段から運動をしていれば...

(2016年8月) 高血圧の人がコーヒーを飲むと心血管イベント(心臓発作や脳卒中)が起こりやすくなるというデータがありますが、イタリアで行われた研究によると、高血圧の人でも運動習慣があればコーヒーを飲んでも大丈夫かもしれません。

研究の方法

18~45才でI度の高血圧の男女約1千2百人のコーヒー飲用量と運動量を調べたのち、12年間超にわたり心血管イベントの発生状況を追跡調査しました。

結果
コーヒー飲用量

コーヒー飲用量が多いグループのほうが、心血管イベントが生じる率が多くなっていました。 コーヒーを飲まないグループでは心血管イベントの率が2%超だったのに対して、コーヒーを毎日1杯以上飲むグループでは約7%でした。

飲用量別に見ると、コーヒーをまったく飲まないグループに比べて、3杯超/日飲むというグループは心血管イベントのリスクが3倍超に増えていました。 飲用量が1~3杯/日というグループでは2倍ほどのリスク増加で、統計学的な有意性が微妙でした。

運動習慣

運動習慣が無いグループで、心血管イベントが生じる率が多くなっていました。 運動習慣があるグループでは心血管イベントの率が約3.5%だったのに対して、運動習慣が無いグループでは7%超でした。

コーヒー飲用量×運動習慣

運動習慣がある場合と無い場合とに分けてコーヒー飲用と心血管イベントのリスクとの関係を調べたところ、運動習慣が無い場合にのみコーヒーの飲用によって心血管イベントのリスクが統計学的に有意に増えていました。

研究チームは「運動習慣には、コーヒーのカフェインが循環器系に及ぼす長期的な悪影響を相殺する効果があるようだ」と述べています。
コーヒーの悪影響を相殺するうえで必要な運動の量は不明ですが、一般的な運動ガイドラインでは、中強度の運動を150分/週以上おこなうことが推奨されています。