閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

高血圧の合併症


高血圧のために血管壁に過度の圧力がかかると、血管や臓器がダメージを受けることがあります。 高血圧を放置していると次のような合併症のリスクが生じます:

  • 心臓発作・脳卒中
    高血圧はアテローム性動脈硬化(動脈壁が硬くなり、厚みを増す)の原因となりますが、この動脈硬化が心臓発作や脳卒中などの原因となります。
  • 動脈瘤
    血圧が上がると血管が弱くなって膨らみ、動脈瘤を形成することがあります。 動脈瘤が破裂すると命に関わりかねません。
  • 心不全
    高血圧であるということは、血液を循環させるうえで大きな圧力が必要となるということです。 この大きい圧力を生み出そうとして、高血圧の人では心臓の筋肉が発達(肥大化)します。 そして、心臓が発達しても心臓に血液を供給する冠状動脈のサイズは変わらないために、心臓の筋肉が貧血状態になり心不全(全身が必要とするだけの血液を心臓が送り出せない)になります。

    "Therapeutic Advances in Cardiovascular Disease" 誌(2013年12月)に掲載された米国の研究によると、高血圧の程度が同じくらいの男性と女性を比較した場合に、女性では血管に疾患がある率が男性の1.3~1.4倍になります。

    女性は血圧の制御に関与するホルモンの種類や量などが男性と生理学的に異なっており、そのために女性では高血圧に起因する心臓疾患の重症度と頻度も高くなると考えられます。 (出典女性は男性よりも高血圧に注意が必要
  • 腎臓機能の障害

    腎臓の血管が弱く、狭くなって、腎臓が正常に機能しなくなります。 最初は血尿やタンパク尿が出る程度なのですが、この状態を放置していると最終的には腎不全になります。

    高血圧がひどいほど、そして高血圧が放置されている期間が長いほど、血管や臓器へのダメージは大きくなります。
  • 結腸ガン
    高血圧によって結腸ガンの5年以内の再発率が8%ほど増加するという結果になった研究もあります。
  • 失明
    眼の血管が閉塞して狭くなるのが原因で失明することがあります。
  • メタボリック・シンドローム
    メタボリック・シンドロームとは、高血圧、高血糖、体脂肪過多、コレステロール異常が同時に生じている状態のことです。 高血圧がある場合には、コレステロール異常などメタボリック・シンドロームの他の症状も存在する可能性が高くなります。 メタボリック・シンドロームは、心臓疾患や、脳卒中、糖尿病のリスクが増加する原因となります。
  • 認知機能のトラブル
    高血圧を放置していると、記憶力や理解力、学習能力などにも悪影響があります。 高血圧は認知症のリスク要因で、血管性認知症というタイプの認知症もあります。
  • 乾癬

    "JAMA Dermatology"(2014年7月)に掲載されたブラウン大学(米国)の研究で、6年間以上高血圧である女性またはβ遮断薬(高血圧の薬)を使用している女性では血圧が正常な女性に比べて、乾癬(免疫性の慢性皮膚疾患)になるリスクが増加するという結果になっています。

    この研究では、77,728人のデータを調査しました。 データに含まれる乾癬の件数は 843件でした。 β遮断薬以外の降圧剤では乾癬のリスク増加は見られませんでした。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.