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高血圧の予防には運動がとっても効果的

(2014年9月) 高血圧になるリスクは老化により自然と増加しますが、"Journal of the American College of Cardiology" に掲載された南カロライナ大学の研究によると心肺機能が良好な男性では、加齢による高血圧の発症が遅くなると思われます。 今回の研究は男性のみを対象に行われました。

研究の方法

この研究では、20~90才の男性 13,953人を対象に、心肺機能と加齢による血圧上昇との関係を調査しました。 男性たちはいずれも 1970~2006年の36年間において高血圧・心血管疾患・ガンとは無縁の人たちでした。 心肺機能の測定にはトレッドミル(ルームランナー)を用いました。

結果

心肺機能が低い男性の平均では、収縮期(最高)血圧が120 mm Hgにまで上昇する(最適なレンジよりも高くなる)のが46才ごろで 、拡張期(最低)血圧が 80 mm Hg にまで上昇するのは42才ごろでした。

一方、心肺機能が高い男性の平均では、収縮期血圧が 120 mm Hg にまで達するのは10年後の54才の頃で、拡張期血圧にいたっては非常な高齢(90才程度)になるまで最適なレンジより高くなりませんでした。

この結果から、心肺機能を改善することによって高血圧の発症を遅らせることが出来る可能性が示唆されます。

コメント
研究者は次のように述べています:

「心肺機能には日頃の運動量が大きく影響しますから、運動習慣を身に付けるのが老化に伴う血圧の上昇を防ぐのに有効だと言えます」

「心肺機能を改善するには中強度の運動を週に150分以上行うとよろしい。 中強度の運動とは、激しいペースでのウォーキングや、ジョギングなどです」