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ビタミンDが不足している炎症性腸疾患の患者ではガンのリスクが増加

(2014年5月) "Clinical Gastroenterology and Hepatology" 誌に掲載された米国の研究で、炎症性腸疾患(IBD)の患者のうちビタミンD が不足している人ではガンのリスクが増加するという結果になりました。

研究の方法

2,809人のIBD患者のビタミンD血中濃度を測定したのち、中央値で11年間にわたりガン(非メラノーマ性皮膚ガンを除く)の発症状況を追跡調査しました。 血中濃度の平均値は 26 ng/mL で、1/3近くの患者が欠乏症(20 ng/mL 未満)に該当しました。

結果
主な結果は次の通りです:
  • 追跡期間中にガンになったのは169人(7%)。 このうち41人が大腸ガンだった。
  • ビタミンDが十分であった患者に比べて、ビタミンDが欠乏していた患者ではガンになるリスク(オッズ比)が1.82倍に増加していた。
  • ビタミンD血中濃度が 1 ng/mL 増加するごとに大腸ガンのリスクが8%下がっていた。
  • 肺ガンに関しても、大腸ガンほどではないが逆相関関係(ビタミンDが多いほどリスクが低いという関係)が見られた。