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IBDの寛解期を維持するのに向く食品と向かない食品

(2017年5月) "Digestive Diseases and Sciences" 誌に掲載されたパドヴァ大学(イタリア)の研究によると、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患(IBD)が寛解期にある患者が寛解を維持するには豆類ジャガイモが良く、肉類は良くないかもしれません。

研究の方法

IBD患者103人(寛解していたのは53人)を対象に過去1年間における食生活に関するアンケート調査を実施し、食生活とIBDの程度(糞便中のカルプロテクチンの量に基づく)との関係を調べました。

結果

豆類とジャガイモの摂取量に応じてデータを4つのグループに分けたなかで摂取量が最大のグループは、IBDが活動期であるリスクが摂取量が最少のグループに比べて79%低くなっていました。

逆に、肉類の摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて、IBDが活動期であるリスクが3.61倍(261%の増加)でした。 ただし、肉類とIBD活動期リスクの関係については、分析結果に影響する様々な要因を考慮して分析すると統計学的な有意性が失われました。

野菜・穀類・乳製品・魚といった食品の摂取量とIBD活動期リスクとの間には関係が見られませんでした。

留意点

今回の研究は観察研究に過ぎないため、今後、臨床試験を複数回繰り返して今回の結果を確認する必要があります。

類似研究

"Journal of Clinical Gastroenterology" に掲載された研究では、穀物・芋類・乳製品・糖類・加工食品を避けて野菜・果物・肉類(加工肉は除く)などの生鮮食品を中心に食べるSCD(Specific Carbohydrate Diet)という食事法を12週間続けることによって未成年患者のIBD症状が改善するという結果になっています。

Web MD によると、SCDでは次の豆類だけは避けます: ひよこ豆・もやし・大豆・ 緑豆・そら豆。 他の豆類は食べることができます。