(2019年3月) "Scientific Reports" に掲載された森永乳業などの研究によると、ビフィズス菌などの腸内細菌の媒介に風呂の湯が関わっている可能性があります。
以前の研究において、日本人の家族間では母と乳児の間に限らず保有するビフィズス菌の種類が共通していることが示されていました。 そこで今回の研究では、その理由が風呂の湯にあるのかどうかを調べました。
研究の概要
5つの日本人家族(各家族が父母と子供2~3人から成る)を調べたところ、浴槽の水と糞便とで含有されるビフィズス菌の種類に共通点が見られました。
また、16の日本人家族から得たサンプルを調べたところ、家族間で風呂の湯を共有する場合には共有しない場合よりも腸内細菌の種類構成が似ていました。