ワイン・緑茶・コーヒー etc. とアルツハイマー病のリスクとの関係

(2018年7月) "Nutrients" 誌に掲載されたボン大学(ドイツ)などの研究で、赤ワインをよく飲む男性はアルツハイマー病になりにくいけれど女性はアルツハイマー病になりやすいという結果となりました。

研究の方法

75才以上のドイツ人男女 2,622人を対象に、アンケート調査で上記の食品の摂取量を尋ねたのち10年間にわたりアルツハイマー病発症や言語記憶力低下の状況を追跡調査しました。

調査された食品

調査項目となった食品は、赤ワイン・白ワイン・緑茶・コーヒー・オリーブ油・鮮魚・果物・野菜・赤身肉・ソーセージ(加工肉)です。 これらの食品はこれまでの研究で、認知症や認知機能低下のリスクに(赤身肉と加工肉以外は良い方向に、赤身肉と加工肉は悪い方向に)影響することが示されています。

結果

認知機能の変化との間に関係が見られたのはワインの飲用量だけでした。

男性では赤ワインの飲用量が多い場合にアルツハイマー病のリスクが8%低下していました。

その一方で女性では、赤ワインの飲用量が多いとアルツハイマー病のリスクが15%増加していました。 また、統計学的に有意ではなかったものの、白ワインの飲用量が多い女性は言語記憶力が低下するペースが速い傾向にありました。

研究グループは、この男女差の理由を推察しておらず、ただ「女性はアルコールの悪影響を受けやすいようだ」とのみ述べています。