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テレビ番組と幼児の寝つきの関係

(2012年8月) 子供は布団に入れる2時間前からテレビを観せないようにするのが良いと言われていますが、"Pediatrics" 誌に掲載された研究によると、(夜に寝る前ではなく)昼間であっても就学前の子供がテレビなどで暴力的または事故などの恐ろしい映像を目にすると、睡眠上の問題(寝付くのに時間がかかる等)が生じる可能性があります。

この研究において、半年ほど暴力的な映像や恐ろしい映像を見ていない幼児では、そうでない幼児に比べて20%ほど、睡眠トラブルが減っていたのです。

研究の方法

被験者となったのは米国のシアトルに住む565人の幼児とその家族。 被験者を無作為に2つのグループに分けて、一方のグループ(276人)には幼児に見せる番組を改善してもらい、もう一方のグループ(289人)には食事を健全なものにしてもらいました。

このように、番組改善グループと食事改善グループを設けたうえで、それぞれのグループに幼児の番組視聴と睡眠状況の記録をつけてもらいました。 そして、研究の開始時・1年後・1年半後に幼児の両親にアンケートに答えてもらいました。

結果

研究開始の時点で、睡眠トラブルのある児童は、番組改善グループでは42%、食事改善グループでは39%でした。

実験開始から半年を経た時点で、番組改善グループで睡眠トラブルを有する幼児の割合は 42% → 30% に減少しました。 食事改善グループでも減少が見られましたが、39% → 36% とわずか3%の減少でしかありませんでした。

実験開始から1年後も同様の割合でしたが、1年半後には再び睡眠トラブルが増加し始めました。 これは、実験の終了後には研究者が家族の生活に関与しなくなったために、幼児が目にする番組が元に戻ったためではないかと推測されています。