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乳児に抗生物質を投与すると肥満のリスクが増加

(2012年8月) ニューヨーク大学医学部の研究によると、生後5ヶ月までの乳児に抗生物質を飲ませると肥満になるリスクが増えます。

研究の概要

英国の乳幼児 11,532人を調査したところ、生後5ヶ月までに抗生物質を投与された乳幼児は、そうでない乳幼児に比べて身長のわりに体重が重いケースが多くなっていました。

抗生物質を投与された乳幼児とそうでない乳幼児の体重に違いは直ちには現れず、生後10~20ヶ月の時点では両者の違いは顕著ではありませんでしたが、生後38ヶ月(3才と2ヶ月)になる頃には、抗生物質を投与された乳幼児では過体重になるリスクが22%増加していました。
太るリスクが22%増えるということなので、体重が平均で22%重くなるというわけではありません。

また、生後6ヶ月以降の乳幼児では、抗生物質の投与により過体重になるリスクはあまり増えていませんでした。

この研究結果は確定的なものではありませんが、抗生物質によってヒト、特に乳児の体重が増えることを示唆しています。

解説

研究者によると、腸内細菌の中にはヒトが栄養を吸収するのを手助けし、体に余分な脂肪がつかないようにする善玉菌がいると考えられますが、生後間もない時点で腸内が抗生物質にさらされることで、そのような善玉菌が死んでいる可能性があります。

また、農家の人たちは昔から、抗生物質を与えた子牛がふくよかに育つことを知っていたそうです。