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生後6ヶ月から1年の間に魚介類を食べさせ始めると喘息のリスクが下がる可能性

(2012年11月) "Pediatrics" 誌に掲載されたオランダの研究で、生後6ヶ月から1年の間に魚介類を食べ始めた子供は、生後6ヶ月以前または生後1年以後に魚介類を食べ始めた子供よりも、後に喘息になりにくいという結果になりました。

つまり、生後半年~1年の間に魚介類を食べさせ始めると、後に喘息になるリスクが下がるというわけです。

研究の内容

今回の研究で対象になった 7,210人の子供のうち、①生後6ヶ月までに魚介類を食べ始めたのは 1,281人、②生後6ヶ月~1年のうちに魚介類を食べ始めたのは 5,498人、③そして生後1年以後に魚介類を食べ始めたのが431人でした。

そして、これらの子供たちが4歳の時点で喘息的な症状を見せた割合が、③のグループでは40~45%であったのに対して②のグループでは30%でした。 つまり、②のグループは③のグループよりも、36%も喘息になるリスクが下がっていたのです。 ①のグループは③のグループと同じ程度の喘息率でした。

息切れのリスクについては、①~③のグループの間に違いは見られませんでした。

また今回の研究では、魚介類の摂取量と喘息リスクとの間に関連性は見られませんでした。 つまり、食べる量ではなく食べ始める時期だけが問題だというわけです。

解説

魚介類へのアレルギーへの懸念から、両親も医師も乳児に海産物を与えるのを遅らせることがありますが、今回の研究以外にも、妊娠中に母親が魚介類を食べる、あるいは生後間もなく魚介類を与えることで喘息のリスクが下がるという結果になった研究があります。

今回の研究は魚介類を特定の時期に食べ始めることと喘息リスクの低下との関係を証明するものではありませんが、他の類似の研究を支持する材料にはなります。 また、免疫系は生後6~12ヶ月の間に形成されるので、今回の結果は理に適っていると言えます。