2~3歳児の半数近くが斜頭症

(2013年7月) "Pediatrics" 誌に掲載されたカナダの研究によると、2~3歳児の半数近くに、寝るときの姿勢が原因となる斜頭症(後頭部や側頭部が平らになる、いわゆる絶壁頭)が見られます。

この研究で、妊娠満期(37週目)で生まれた生後7~12週間の乳児 440人を対象に斜頭症の発生率を調査したところ、46.6%にあたる205人の頭部に何らかの平らな部分が見られました。 205人のうちの78.3%は軽度の斜頭症で、63.2%は頭部の右側が平らになっていました。

米国小児学会(AAP)では 1992年以降、乳児を仰向けに寝かせることを推奨しており、その結果、AAP によると米国の乳幼児突然死症候群(SIDs)は50%減少しました参考記事: SIDs を防止するための注意事項。 しかしその一方で、斜頭症になる乳児の数が増加しています。

赤ちゃんは、生後1年で脳が成長大きく成長するため、頭部が柔らかくなっています。 そのため、繰り返し同じ姿勢で眠る赤ちゃんは斜頭症になりやすくなります。

斜頭症の治療は、簡単で痛くもないのが普通です。 赤ちゃんを寝かせる姿勢を変えたり、寝ているときに頭の向きを変えるように仕向けるだけで治ることも少なくありません。