感染症で入院すると気分障害のリスクが増加

(2013年6月) Aarhus 大学(デンマーク)などの研究によると、病院に入院するほどの感染症(風邪やインフルエンザだけでなく胃・尿路・皮膚などの感染症も含む)にかかった人は、気分障害(うつ病や躁うつ病)になるリスクが62%増加します。 このことから気分障害に免疫系が関与していることが示唆されます。

この研究では、1977~2010年にわたって300万人以上のデンマーク人を追跡調査しました。 このうち気分障害だと診断されたのは9万人以上でした。 この9万人ほどのうちの32%が、気分障害だと診断される前に感染症で、そして5%が自己免疫疾患で入院していました。

研究者によると、感染症は脳に影響を与えます:
「脳は通常、いわゆる血液脳関門(BBB。血液と脳の組織液との間の物質交換を制限する機構)によって保護されていますが、感染症や炎症の際には BBB の浸透性が高まるために脳が影響を受けやすくなります」