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インフルエンザ感染者のクシャミや咳ではない単なる呼気にもウイルスが含有されている

(2018年1月) インフルエンザは一般的にクシャミや咳を介して感染すると考えられていますが、"Proceedings of the National Academy of Sciences" 誌に掲載されたメアリーランド大学などの研究によると、インフルエンザに感染している人の呼気にインフルエンザ・ウイルスを含有する微小な(サイズが5μm以下の)エアロゾル(飛沫)が含まれており、インフルエンザ感染者がクシャミや咳をせず呼吸するだけでも周囲の人にインフルエンザを感染させてしまう恐れがあります。出典: Flu may be spread just by breathing, new study shows; coughing and sneezing not required

研究の方法

インフルエンザの症状が出始めてから1~3日が経過した患者142人に普通に呼吸・発話・咳・クシャミをしてもらい、各動作を行ったときに患者から発生するエアロゾルを採取して感染力などを調べました。

結果

患者が咳をしていないときの呼気から採取された23の微小なエアロゾル・サンプルのうち8つのサンプルが、感染力を有するインフルエンザ・ウイルスを含有していました。 したがって、インフルエンザ感染者が咳やクシャミをしなくても周囲の人にインフルエンザが感染する恐れがあります。 空気感染の恐れもあります。

インフルエンザに感染したときに他人にうつさないためには、家に引きこもり人前に出ないようにするしかないかもしれません。

マスクで防げる?

マスクでアエロゾルの飛散を防止できるかどうかは "Plos Pathogen"(2013年)に掲載された研究によると、微小な(サイズが5μm以下)アエロゾルの飛散の抑制に感染者本人によるマスクの着用が有効ですが、マスクで完全に飛散を防げるわけでもありません。