ストレスと不妊の負のスパイラル

(2014年3月) 妊娠しようとしているのに妊娠できないというのはストレスですが、"Human Reproduction" 誌オンライン版に掲載されたオハイオ州立大学の研究によると、そのストレスが不妊の原因となります。

研究の方法

不妊の既知の要因を持っていない18~40才の女性であって妊娠努力を開始したばかりの人たち373名の唾液に含まれるαアミラーゼとコルチゾール(いずれもストレスの指標)の濃度を測定した後に、12ヶ月間または妊娠するまで彼女たちを追跡調査しました。

結果

αアミラーゼの量が多かったグループでは、少なかったグループに比べて、1年以内に妊娠する確率が29%少なく、不妊症に該当するリスクが2倍以上でした。

コメント
研究者は次のように述べています:

「αアミラーゼが多く検出された女性が妊娠しにくいという結果になった研究は、今回のもので2つめですが、今回の研究で始めて、αアミラーゼの量が不妊のマーカーとして臨床的に有意である可能性が示されました」

「妊娠できないで困っている女性は、ヨガや瞑想などのストレス・コントロール技法を用いてストレスを軽減すると良い結果を生むかもしれません。 ただし、ストレスが不妊の唯一の、あるいは最大の原因であるというわけではありません」
米国の妊娠専門家は次のように述べています:
「ストレスの存在を認識してストレスの原因を取り除くことで、妊娠までに要する時間が短縮される可能性はあります。 ストレスの解消法は人それぞれなので、自分にあった解消法を見つけてください」