炎症を助長する食事で早死にのリスクが増加③

(2018年12月) "Nutrients" 誌に掲載されたハワイ大学などの研究でも、食生活の炎症促進性が強い人は死亡リスクが高いという結果になりました。

研究の方法

米国に住む45~75才の男女15万人(黒人・日系人・ラテン系人・白人やハワイ原住民)の食生活を調べて食事炎症指数(DII)を割り出したのち、平均18年間にわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に4万7千人が死亡しました。

DIIのスコアが最低だった(食生活の炎症促進性が最も低かった)グループに比べてスコアが最高だったグループは、総死亡リスクが男性では15%および女性では22%増加していました。

この数字は、心臓病・脳卒中で死亡するリスクに限ると13%(男)および29%、ガン(女)で死亡するリスクに限ると10%(男)および13%(女)でした。

ハワイ原住民

食生活の炎症促進性と死亡リスクとの関係には人種差があり、この関係の薄さはハワイ原住民で目立ちました。

これまでの調査によると、ハワイ原住民はハワイに住む各人種のうち肥満率・喫煙率・ガンで死亡する人の割合が最も高く平均余命が最短です。 また、今回の調査データにおいて、ハワイ原住民は各人種のなかで食生活の質が最も低くDIIスコアが最高でした。
生活習慣全体がある程度健康的でなければDIIスコアの死亡リスクへの影響が見えてこないのかもしれません。